ストレートネック(スマホ首)

 【ストレートネック(スマホ首)】
みなさん、ストレートネック(スマホ首)と言う言葉を
一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
今回はストレートネックについて書きます。
これを読む事でストレートネックの対処、予防法が分かります。
実はストレートネックは首だけの問題ではないのです。
では、首がどうなっているの?他にも悪い所があるの?
と、疑問になりませんか?
症状
肩こり、首こり、手のシビレ、頭痛、めまい、頚椎椎間板ヘルニア
吐き気、顎関節症、自律神経失調症、二重アゴ、意外と無症状な方も
います。
重要なポイントは3つあります。
①なぜ、ストレートネックになるのか?
②予防法は?
③日頃のケアは?
①最近、スマートフォンやパソコンを使う機会が増え、ストレートネック
が急増したと言われています。
スマホを操作する時、頭は自然と下を向き肩より前に突き出すような姿勢に
なります。
人の頭の重さは4~5Kgあります、その重さを吸収するために首の骨は緩やかな
前弯のカーブを描いています。頭が前に突き出ことで首が真っすぐに伸びてしまい
頭の重さが直接、首や肩周りに負担をかけます。
座っている場合であれば、胸椎(背骨)も丸まり、骨盤も後屈しネコ背に
なりやすいのです。
②予防法は?
●まず、スマホやパソコンの画面を自分の顔の高さに調整する。
(目線は下ではなく真っすぐ前)
●1時間おきくらいに首回りや肩周りのストレッチをする。
●首の湾曲をサポートするような枕で寝る。
③日頃のケア
首の湾曲も大事ですがストレートネックがある多くの方が
ネコ背であったり、骨盤の傾き異常が見られます。
首だけでなく全身のトータルバランスも整えてあげることが
必要不可欠です。ケア方法としましては、やはり一度、良い姿勢に矯正しセルフケア体操が有効的です。
簡単なセルフチェック
リラックスした状態で壁に踵、お尻をつけ軽く背筋をのばします。
この時、壁にもたれてしまうのではなく背中を少し伸ばす感じ。

左図のようにお尻、背中、頭が楽につけば良い姿勢です。

右図のように頭と壁に隙間があればストレートネックの
疑いが強いです。
あくまでも簡易チェックですので不安な方はお問合せください。
ストレートネックの正体を知って正しく対処しましょう。
(柔道整復師 武田和樹 監修)

四十肩、五十肩

南あわじ市・洲本市・淡路市・鳴門市で
肩こり、腰痛、坐骨神経痛、美容整体なら
「たけだ整骨院・美容整体」
院長の武田です。
 【四十肩、五十肩】
みなさん、肩が凝ったり、肩に痛みが出た時に四十肩、五十肩?
と不安になった事はありませんか?
今回は四十肩、五十肩の正しい知識と対処について書きます。
これを読む事で間違った対処をして酷くならなくて済みます。
まずは病態について
正式な名称は「肩関節周囲炎」と言い40歳代、50歳代の方に発生頻度が
高いことから「四十肩、五十肩」と称されています。
全国で250万人の方が罹患しているようです。
未だに詳しい原因が解明されていません。
色々と諸説ありますが肩関節を構成する組織が加齢とともに変化し発症
すると考えられています。
統計的に男女差、左右の発症率、利き腕だから発症しやすいと言う事
もありません。一生涯で一度も発症しない方もいますし、何度も
発症する方もいます。
肩を構成する筋肉
棘上筋(きょくじょうきん)棘下筋(きょっかきん)
小円筋(しょうえんきん)肩甲下筋(けんこうかきん)
この4筋を合わせて回旋腱板(ローテーターカフ)と言います。
滑液包(下図の青色部)と呼ばれる関節の動きを良くする
潤滑油の役割をする袋も存在します。
症状
大きく分けると3段階あります。
急性期
鋭い痛みが出るので安静に保ち無理をして動かさない。
数日~数週間 痛みを抑える事が重要な時期です。
慢性期
数週間~2・3年とかなり幅広く鈍い痛み、一定の動きで
激痛が走る。
日常動作は積極的に動かし痛みがでる動作はしない。
回復期
日常生活で殆ど痛みも気になりませんが肩の可動域制限が
残ります。
時間経過に伴っても改善していきますが対処方法を間違えると
悪化したり障害が残ったりすることもあります。
経過に沿って適切に対処することが早期回復に欠かせません。
ここで重要なポイントを3つ上げます!
①肩こりとの違いは?
②動かす?動かさない?
③温める?冷やす?
①大きな違いは夜間痛(朝方)の痛み、肩を動かした時の
激痛です。肩こりでは無いです。
②急性期では動かさないで安静!
慢性期、回復期は痛みの出ない範囲で動かす。
③基本的には温める!
冷えると痛みが強くでることが多いです。
夏場のクーラーや扇風機で冷えすぎる事もありますので
肩だけは冷やさないようにしてください。
簡単なセルフチェック
●手のひらを上に向け肘を伸ばしたまま真横に挙げていく。
●手を腰に回す
●手を頭に回す
この動作で痛みが出たり、滑らかに動かせないようであれば
要注意です。
医療機関への受診をおススメします。
併発の恐れがある病態
石灰沈着性腱板炎
回旋腱板損傷
回旋腱板断裂
肩峰下滑液包炎
併発の病態に関しては一般の方では判断が難しいので
必ず医療機関でご相談してください。
四十肩、五十肩、はっきりした原因は解明されて
いませんが誰にでも発症の可能性があります。
正しい知識と対処法で早期回復を目指しましょう。
(柔道整復師 武田和樹 監修)

坐骨神経痛

南あわじ市・洲本市・淡路市・鳴門市で
腰痛、肩こり、美容整体なら
「たけだ整骨院・美容整体」
みなさん、こんにちは♪
院長の武田です。
 【坐骨神経痛】
今回は坐骨神経痛について書きます。
みなさんは”坐骨神経痛”と言う言葉を聞いたことはありますか?
もしかしたら今、自分が坐骨神経痛ではないか?と
不安に思っている方もいるかも知れませんね。
これを読む事であなたは坐骨神経痛の正しい知識と対処方法が分かります。
坐骨神経
腰骨4~5番神経、仙骨神経からなる人体で最も太く、長い神経です。
どこで神経が圧迫されるかによって症状が違います。
症状
お尻や太もものウラ、スネの外側、ふくらはぎ、足の指先にシビレや
痛みがでます。ひどい時は歩くのも辛く眠れない痛みが出ることもあります。
坐骨神経痛は症状名で病名ではありません。
例えば頭痛も症状の名前です。
風邪からきてる頭痛?肩こりからの頭痛?ストレス頭痛?脳腫瘍から頭痛?
何からきてる頭痛かによって処置が全然ちがいます。
では坐骨神経痛の場合、原因としてどのような事が考えられるのか?
いくつか例をあげてみます。
梨状筋症候群、脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎スベリ症、
腰痛椎間板ヘルニア、腰椎圧迫骨折、腰椎腫瘍、骨盤内腫瘍
と様々あります。
20歳代~60歳代には腰椎椎間板ヘルニアが多く
高齢の方で腰部脊柱管狭窄症が多くみられます。
ひどい腰痛=坐骨神経痛とお考えになられていられる方も
非常に多く日々の治療の中で坐骨神経痛への誤解が多いと
感じています。
重要なポイントは3つあります。
①ぎっくり腰との違いは?
②シビレの原因は?
③安静にする?動かす?
順番に説明します。
①ぎっくり腰は西洋では「魔女の一撃」と呼ばれたりします。
日本では急性の腰痛と呼ばれ重い荷物を持って、ぎっくり腰になる
イメージが強いですが意外と少なく、朝起きて靴下をはくのに前かがみに
なった時やくしゃみ、咳でぎっくり腰になる事が多いです。
これは急性の筋肉の痛みで腰に激痛が走り動きにくくなります。
坐骨神経痛の場合は一定の動きでお尻や足にシビレやダルさが出るのが
特徴的です。

②シビレの原因は

梨状筋症候群、脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎スベリ症、
腰痛椎間板ヘルニア、腰椎圧迫骨折、腰椎腫瘍、骨盤内腫瘍と
あり腰の神経を刺激しシビレやダルさを出すとされていますが
最近ではストレスで脳から痛み信号をだしていると言うような
報告もあります。
③安静か動かすか?
ひと昔前は安静にすると言う考えでしたが最近は
動かせる範囲で動かす方が早期治癒につながるとされています。
ヘルニアや脊柱管狭窄症は手術する方が良いの?
コルセットは使う方が良いの?
とご質問を受ける事も多いですが、これについては
長くなりますのでまた、別途お話しをさせて頂きます。
次に坐骨神経痛の対策
大まかな見極め方は
腰椎ヘルニアの場合、前かがみになると症状が強く現れ
後ろに反らすと症状が強くなるのが腰部脊柱管狭窄症です
一旦よい姿勢に矯正し日頃のケア(腰、股関節周りのストレッチや
予防体操)が重要になってきます。
坐骨神経痛の原因を見つけ適切な処置をしましょう。。
当院で無料の姿勢チェックができます。
まずはお電話にて「無料の姿勢チェック」をお願いします!!
とお伝えください!
私の院では単に痛みを取るだけでなく
1人1人きちんと問診、検査、
カウンセリングをさせて頂き、
その患者さんに最適な治療法を選択し
国家資格を持つ私が責任を持って最高の治療を提供します。
施術の質を維持するために完全予約制で1日の施術人数を制限しております。
治療に制限のある保険診療は行っておりませんのでご了承ください。
(柔道整復師 武田和樹 監修)

マッサージの誤解

みなさん、こんばんは!
南あわじ市たけだ整骨院の武田です。
【マッサージの誤解】
このブログを読んでくださっている中には肩こりや腰痛時に一度はマッサージをされた経験があるのではないでしょうか?
今日はマッサージの誤解について書きます。
これを読むことで自分の体に無駄な時間とお金をかけなくて済みます。
みなさん、肩こり、腰痛!!
と言えば、どんな治療を思い浮かべますか?
マッサージ、電気、整体、カイロプラクティックといろいろ出てくると思います。
次にどこで治療しますか?
〇〇整体院
〇〇整骨院(接骨)
○○カイロプラクティック
〇〇鍼灸院
〇〇あん摩
リラクゼーションサロン
これも沢山あり、どこに行けば良いのか分からなくなりますね。
一つの選択基準として国家資格があるかどうか?
・あん摩マッサージ指圧師
・はり師
・きゅう師
・柔道整復師(整骨院、接骨院)
整体院、カイロプラクティック、リラクゼーションサロンに関しては民間資格で数日で取得できるケースが多いようです。
国家資格がないからダメ!
と言う訳ではありません。
資格がなくても勉強熱心で、腕の良い先生も沢山います。
少しお話しが脱線してきましたね。
私は職業柄、肩こりや腰痛の方を多く診させて頂きます。
私自身もマッサージを一生懸命していた時期もありました。
その経験から本当にマッサージで根本改善できるの?
と疑問に感じるようになりました。
マッサージは絶対ダメ!
と言うことではないので誤解をなさらないでください。
重要なポイントは3つです!!
①マッサージの時間
②マッサージの目的
③マッサージの落とし穴
詳しく説明していきます。
①マッサージの時間
マッサージは長い時間して欲しくなりますね。
しかし長時間のマッサージは筋肉をぐちゃぐちゃに潰してしまい揉み返しがでます。強すぎるマッサージも同様になります。
②マッサージの目的
例えば腰が痛いのにリラクゼーションサロンに行っても「効いていない!」となりますね。
長時間の立ち仕事で全身が疲れたのでリフレッシュいたいのでしたらリラクゼーションサロンですね。
③マッサージの落とし穴
マッサージ→筋肉の繊維が潰れ筋肉がほぐれた感じがする→一時的に血液が改善→(筋肉は強い刺激に対して潰されないようにと筋肉を固くする→凝る→強いマッサージ
この悪循環から抜けれなくなる。
マッサージが悪い訳ではなく、この循環が悪いのです。
単に筋肉をほぐして終わりではなくコリの原因を追究し根本改善をしないと、ずっと肩こりや腰痛に悩まされ続ける事になります。
どうですか?
マッサージについて誤解されていませんでしたか?
正しい知識を持ち大切な時間とお金を無駄にされませんように!
(柔道整復師 武田和樹 監修)

肩こり

肩こりって?

肩こりは首の後ろから肩、背中の筋肉が固くなったり痛みがでる症状です。
ひどくなると頭痛や吐き気が伴うこともあります。

原因
ネコ背や骨盤の歪みにより筋肉が緊張し血流を悪くすることで発生します。血流が滞ることで老廃物が溜まり更に筋肉を固くします。

生活習慣が原因
冷房の効いた部屋に長時間いると体が冷えすぎて血流が悪くなり肩こりが発生しやすくなります。

長時間、同じ姿勢や悪い姿勢
筋肉は収縮と弛緩を繰り返し血液を流しますが長時間、同じ姿勢だと筋肉は収縮したままになり血流を悪くし老廃物を溜めてしまいます。

筋力低下
運動不足や加齢により筋力が低下すると血流を悪くし疲労感がでます。

眼精疲労
パソコンやスマホの画面を見る時間が長くなると目の周り、首、肩、背中の筋肉が緊張したままになり老廃物を溜めてしまいます。

ストレス
精神的ストレスを受けると交感神経の働きが活発になり、いつの間にか筋肉が緊張状態になり痛みを出すことがあります。

肩こりがでる病気
狭心症
心臓を取り囲んでいる血管が動脈硬化により詰まり血流が悪くなりなり心臓の筋肉が酸欠になる症状です。
胸が締め付けられたり心臓に近い左肩に痛みが出たりすることもあります。

貧血
貧血になると酸素を運ぶ血中のヘモグロビンが不足し全身に血液が行きわたらなくなります。
首や肩の筋肉が酸欠状態になると筋肉に疲労物質が溜まり肩こりの症状になります。

更年期障害
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少しホルモンバランスが崩れ様々な不調が出ます。血流が悪くなり更に加齢により筋肉が衰え肩こりの症状を出します。

自律神経失調症
強いストレスで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れると頭痛、耳鳴り、口の渇き、目の疲れ、症状は多岐にわたります。その中で血管が細くなり血流が悪くなる事があり肩こりの症状に繋がります。

うつ病
肩こりは意外と、うつ病で罹患している方が多いのが特徴です。
過剰なストレスになれば筋肉は常に緊張状態が続き血流が悪くなり肩こりの症状になります。

整形外科的のな病気
肩こりと思ってたら実は他の疾患が隠れている場合があります。

変形性頸椎症
頸椎の椎間板が疲労や老化によって減り骨と骨が接触し色々な症状がでます。

頸椎椎間板ヘルニア
頸椎の椎間板の内容物が何らかの理由で飛び出し首の神経を圧迫することで
手がシビレたり肩こりの症状をだす事があります。

肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)
加齢に伴い肩関節やその周囲組織が炎症を起こし痛みで肩の可動域制限が出ます。
数か月~数年と長期になる場合もあります。40歳~50歳代に多くみられることから四十肩、五十肩と呼ばれています。

肩こり対策
週に2~3日、1時間程度の運動が理想ですが難しい方も多いと思います。
そこで首、肩まわりのストレッチがおススメです。
簡単な方法としまして
①立ちった状態、座った状態どちらでも可能です。
背筋を伸ばし、両肘を90度に曲げ小さく”前に習え”
②そのまま、ゆっくり肘を上に上げる(肩をすくめる)
③2~3秒したら、肘をゆっくり出来るだけ下げる。
※3~4回、繰り返します。

生活習慣の改善
肩こりの大きな原因の一つである”血流の悪さ”を改善する必要があります。
お風呂にしっかり浸かって全身を温め血流をよくする。
食事
ビタミンB1(豚肉、大豆、昆布など)が筋肉に必要なエネルギーを作ります。
ビタミンE(アーモンド、オリーブオイル、モロヘイヤなど)は血流を改善する働きがあります。

睡眠
睡眠をしっかり取ることで疲れた体を回復させます。
寝具
寝具が合っていないと体に負担がかかります。
特に枕の高さです。合わないと首、肩の筋肉を緊張させ肩こりの原因となります。
最適な寝具は一人一人違いますので購入される場合は実際に試してからご購入してください。
私の院でも枕、マットレスのご相談を受けますが値段が高い枕=良い枕と思ってる方が非常に多いです。
素材や構造は良いのだと思いますが自分に合っているかは実際に体験してみないと分かりません。枕コレクターにならないようにしてください。

ストレス
ストレスが直接、痛みを出す訳ではありませんが、ストレス状態は自律神経が乱れ痛みを感じやすくしてしまいます。
最近ではα2脳波が自律神経の乱れを整えてくれるというような報告もあります。
自律神経が乱れているとご不安な方はご相談してください。

まとめ
肩こりの処置としてマッサージに行かれる方も多いです。
一時的に気持ちいいですが根本改善ではないのでマッサージで治る事はありません。むしろ悪影響を及ぼす事もありますのでご注文してください。マッサージについては別途お話しさせていただきます。
ネコ背や骨盤にゆがみがあるのでしたら一旦、良い状態に矯正してから日常生活を改善しなければ肩こりから解放されるのは難しいとお考えください。

みなさん!!
毎日、歯磨きをして定期的に歯医者さんで歯石を取ってもらったり検診をされてると思います。
体も同じです。毎日、セルフケアをして定期的にプロの先生にメンテナンスをしてもらうのが”肩こり知らず”になる近道です。

(柔道整復師 武田和樹 監修)

腰痛

2010年の国民基調査で有訴者率が多い疾患は「腰痛」で全国に2800万人以上と推定されます。

医療機関ではレントゲンやMRI検査をして骨に異常ないと言う事で痛み止め薬と湿布を貰って終わりのケースが多く見受けられます。これは一時的に痛みを和らげるだけで腰痛の根本改善ではありません。

腰痛を大きくジャンル分けると特異的腰痛(原因あ非特異的腰痛(原因不明)に分類できます。
原因不明の非特異的腰痛は全体の85%を占めており痛み止めや湿布のケースです。
特異的腰痛は椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折、化膿性脊椎炎などがあります。

各症例
椎間板ヘルニア
みなさまもよく聞いたことがあるのではないでしょうか?
腰の骨は5つあり骨と骨の間にはクッションの役割をする椎間板と呼ばれるものがあります。加齢などにより椎間板にキズが入りさらに強い力が加わると椎間板の中のゲル状の髄核が飛び出し周囲の神経を圧迫し腰痛になります。

脊柱管狭窄症
これも聞いたことが多いのではないでしょうか。
腰を構成する骨には椎孔という空洞があります。それを脊柱管と呼んでいます。
脊柱管の中には血管、神経、靭帯が通っています。加齢により脊柱管が狭くなり神経が圧迫されると腰痛やシビレが出ます。

筋筋膜性腰痛症
腰の筋肉の過剰な緊張とそれに伴う筋肉の損傷で起こる腰痛です。

変形性腰椎症
加齢により椎間板の水分が失われ潰れると周囲の神経を触り痛みやシビレを出します。

圧迫骨折
骨がもろくなり強度が低下し骨が押し潰されるように骨折します。
年配の方で尻餅をついて転んだ際に多く発生しますが、強い痛みが出ない事もあり気が付かないケースもあります。

腰椎分離症
腰骨の椎弓と言う所のヒビ(骨折)

腰椎すべり症
腰椎分離症がひどくなり腰骨の位置がずれてしまう。
腰椎分離症、すべり症は小中学生でハードな運動をいている子供さんに発症しやすいです。

坐骨神経痛
坐骨神経は腰からお尻、つま先まで続く体の中で最も太く長い神経です。
坐骨神経痛は「病名」ではなく「症状」です。
頭痛もそうですね、頭痛の原因は?
肩こり?風邪による発熱?歯が悪い?原因は様々ですね。
坐骨神経痛の原因として椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、梨状筋症候群などがあります。
多くの方がシビレやダルさと言ったような症状が出ています。

内臓疾患からの腰痛
泌尿器系
腎臓結石・尿路結石・膀胱炎・腎盂炎・前立腺肥大

消化器系
胃潰瘍・胆石・胆のう炎

循環器系
腹部大動脈瘤・閉塞性動脈硬化症

産婦人科系
子宮筋腫・卵巣嚢腫・月経困難症(PMS)

自律神経の乱れ
自律神経が乱れ骨格系や筋、靭帯に問題がなくても感覚が敏感になり痛みとして出る事があります。

一言に腰痛と言いましても多岐にわたります。
痛みだけに囚われずきちんと原因を見つけて根本治療をする事が大切です。

(柔道整復師 武田和樹 監修)