四十肩、五十肩

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「たけだ整骨院・美容整体」
院長の武田です。
 【四十肩、五十肩】
みなさん、肩が凝ったり、肩に痛みが出た時に四十肩、五十肩?
と不安になった事はありませんか?
今回は四十肩、五十肩の正しい知識と対処について書きます。
これを読む事で間違った対処をして酷くならなくて済みます。
まずは病態について
正式な名称は「肩関節周囲炎」と言い40歳代、50歳代の方に発生頻度が
高いことから「四十肩、五十肩」と称されています。
全国で250万人の方が罹患しているようです。
未だに詳しい原因が解明されていません。
色々と諸説ありますが肩関節を構成する組織が加齢とともに変化し発症
すると考えられています。
統計的に男女差、左右の発症率、利き腕だから発症しやすいと言う事
もありません。一生涯で一度も発症しない方もいますし、何度も
発症する方もいます。
肩を構成する筋肉
棘上筋(きょくじょうきん)棘下筋(きょっかきん)
小円筋(しょうえんきん)肩甲下筋(けんこうかきん)
この4筋を合わせて回旋腱板(ローテーターカフ)と言います。
滑液包(下図の青色部)と呼ばれる関節の動きを良くする
潤滑油の役割をする袋も存在します。
症状
大きく分けると3段階あります。
急性期
鋭い痛みが出るので安静に保ち無理をして動かさない。
数日~数週間 痛みを抑える事が重要な時期です。
慢性期
数週間~2・3年とかなり幅広く鈍い痛み、一定の動きで
激痛が走る。
日常動作は積極的に動かし痛みがでる動作はしない。
回復期
日常生活で殆ど痛みも気になりませんが肩の可動域制限が
残ります。
時間経過に伴っても改善していきますが対処方法を間違えると
悪化したり障害が残ったりすることもあります。
経過に沿って適切に対処することが早期回復に欠かせません。
ここで重要なポイントを3つ上げます!
①肩こりとの違いは?
②動かす?動かさない?
③温める?冷やす?
①大きな違いは夜間痛(朝方)の痛み、肩を動かした時の
激痛です。肩こりでは無いです。
②急性期では動かさないで安静!
慢性期、回復期は痛みの出ない範囲で動かす。
③基本的には温める!
冷えると痛みが強くでることが多いです。
夏場のクーラーや扇風機で冷えすぎる事もありますので
肩だけは冷やさないようにしてください。
簡単なセルフチェック
●手のひらを上に向け肘を伸ばしたまま真横に挙げていく。
●手を腰に回す
●手を頭に回す
この動作で痛みが出たり、滑らかに動かせないようであれば
要注意です。
医療機関への受診をおススメします。
併発の恐れがある病態
石灰沈着性腱板炎
回旋腱板損傷
回旋腱板断裂
肩峰下滑液包炎
併発の病態に関しては一般の方では判断が難しいので
必ず医療機関でご相談してください。
四十肩、五十肩、はっきりした原因は解明されて
いませんが誰にでも発症の可能性があります。
正しい知識と対処法で早期回復を目指しましょう。
(柔道整復師 武田和樹 監修)

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