みなさん、こんにちは♪
いつもブログを読んで頂きまして
ありがとうございます。
テレビショッピングで有名スポーツ選手が使っているマットレス寝具が欲しくなったことはありませんか?
もしかしたら実際に買った方も多いのではないでしょうか?
腰によいマットレス寝具は低反発?高反発?
どっちが良いの?
現在一般的に流通しているマットレスは大きく分けると6タイプにわかれます。
ボンネルコイルマットレス(高反発)
ポケットコイルマットレス(高反発)
高反発ウレタンマットレス
低反発ウレタンマットレス
ラテックスマットレス(低高どちらでもない反発)
高反発ファイバーマットレス
この6タイプがありますが今回は低反発ウレタンマットレスと高反発ウレタンマットレスについてお話しします。
私が言いたい事は腰痛の方に向いているマットレス寝具は高反発だということです。
私がそう考えるようになったのは、スポーツ選手や芸能人の方が使っているマットレス寝具だから間違いない!値段も高いから、きっと自分の腰も良くなる!!
思い切って高いマットレスを買ったけど、想像していたよりも良さを実感できず後悔されてるかたが多いからです。
重要なポイントは3つあります。
①自分の腰の状態は?
②低反発マットレスのメリットとデメリット
③高反発マットレスのメリットとデメリット
①ご自身のお身体の状態を把握することが大切です。
骨盤が歪んだり背骨が曲がってるかたは、まず骨格を修正する必要があります。
いくら良いマットレスでも歪んだ骨盤や曲がった背骨を寝るだけで矯正してくれません。あくまでもマットレスは快適な睡眠姿勢を維持してくれる物だとお考えください。
②低反発マットレスのメリット
・ソフトで体圧を分散
・寝心地がよい
・姿勢が崩れない
・比較的、低価格
低反発マットレスデメリット
・寝返りがうちにくい
・通気性が悪く蒸れやすい
・冬は硬く夏は柔らかくなる
・腰が沈みやすい
・重い
・変形が大きく、へたりやすい
・腰痛になりやすい
③高反発マットレスメリット
・体圧分散に優れている
・寝返りがうちやすい
・軽い
・通気性がよい
・耐久性に優れる
高反発マットレスデメリット
・寝心地が硬い
・価格が高め
意外と低反発マットレスのデメリットが多いことに驚かれたのではないでしょうか?
もともと、低反発マットレスの素材は寝具用に開発された物ではなくNASAの技術で宇宙飛行士を打ち上げ時の衝撃から守るために作られた素材です。
NASAの技術と聞くと凄いですが用途が変わると本来の性能が発揮できませんので、低反発マットレスが睡眠には不向きだと言うことが分かります。
それに対して高反発マットレスは寝具用に開発されています。
一言で高反発マットレスと言っても沢山の種類がありますので、もう少し深くお話しします。
専門的な単位が出てきますので先に説明します。
ニュートン(N)硬さ 厚さ5㎝以上の物には表示されています。
60N未満=やわらかめ(低反発)
60~100N=ふつう
100N以上=硬め(高反発)
密度 Density(D)密度が低ければスカスカのウレタンです。
耐久性と品質の観点から30D以上で厚さ5㎝以上が理想
これまでのお話しで高反発マットレスが良いのはお分かり頂けたと思います。
次に品質です。
高反発マットレスでリーズナブルな価格のもがありますが品質、耐久性も様々です。
復元率
ウレタンマットレスの復元率はウレタン素材に圧力をかけ時、元の大きさに戻る割合のことです。
よく密度(D)と硬さ(N)と混同しがちです。
密度(D)との違い
密度はウレタンがどれだけ密集して詰まってるかを表し耐久性を意味します。
復元率は密度による圧力をかけた時にどれだけ戻るかを表します。
硬さ(N)との違い
復元率は「元に戻る状態」を表し、硬さ(N)は「元に戻す力」を表してします。
ですので復元率で耐久性が判断できますが硬さ(N)は耐久性とは関係ありません。
耐久年数
復元率98~99%→8~10年
復元率97~98%→5~7年
復元率95~97%→3~5年
となっています。復元率が高いマットレスが長く使えますが価格も上がります。
ウレタンマットレスの硬さは100N以上
密度は30D以上でマットレスの厚さは5㎝以上
これが理想的な数字ですが寝る方の体重によってマットレスの硬さは変わります。
体重
~50Kg→100~150N
50~100Kg→130~180N
100KgKg~→200N
耐久性
毎日、使う物なので寿命の判断は難しですが、へこんだ部分(お尻の部分)が元に戻らなくなったら買い替えの時期です。おおよそですが
30D以上で5~10年
30D以下で1~5年
一枚物?折りたたみ式?
どちらかと言えば一枚物がBESTです。
折りたたみ部分が腰辺りになると、体重がうまく分散できなくなるのでおススメではありません。
最近では密度を上げる為に不純物を混ぜてある物もあります。十分な密度があるにも関わらず値段が安すぎたり、異臭がするのは要注意です。
テレビ、ネットショッピングでよく見かける返品保証制度もうまく利用されることがおススメです。
品質保証制度で気を付けなければいけない事もあります。
保証制度がある事よりその保証制度が実際に運用できるものなのか?
が大切です。
中には10年20年と長期間の保証があると、すごく良いイメージを持ってしまいますが内容が大切です。
メーカーにより保証内容が細かく決められています。
変形保証で弾性保証ではないとか・・・
長期保証=安心ではありません!!
お手入れ
高価な買い物ですの出来るだけ良い状態で長く使用していきたいですね。
定期的に頭側と足側、裏表をローテーションさせることで同じ部分への負担を軽減でき長く使うことができます。
また2~3か月に一度は陰干しをすることで衛星面でも理想です。
まとめ
・ウレタンマットレスの硬さは100N以上
密度は30D以上でマットレスの厚さは5㎝以上、復元率が97~98%の高反発ウレタンマットレスが理想です。
・定期的なお手入れをする。
・寝た瞬間の寝心地よりも目覚めの良さが大切です。
これを知っていればマットレス選びに迷うことはなくなります。
柔道整復師 武田和樹 監修